【神奈川県高校入試】特色検査対策でおすすめの方法はこれだ!

今回は神奈川県公立高校入試で進学校を中心に導入されている特色検査(自己表現)の対策方法を解説します。なお、サイエンスフロンティア高校の特色検査分析はこちらとなります。

そもそも特色検査とは?

一般的に「特色検査」と言うと、5教科横断型の筆記試験のことを指します。実施校は計18校です。(2020年7月現在)

特色検査は「提示された文章や資料を読み取り、中学校までに習得した知識・技能を教科横断的に活用して、問題を解決する思考力・判断力・表現力や創造力等を把握するための検査」です。

高得点を取るために必要なこと

①高校入試問題5教科で高得点が取れる。

②提示された文章や資料を素早く理解できる。

③理解した内容から思考・判断ができる。

まずは、なんと言っても、5教科の試験でしっかりと点数を得点することです。5教科400点未満の生徒は、特色検査対策よりも5教科の対策をしてください。特色検査と言えど、5教科で高得点が取れない生徒は、太刀打ちできないです。

次に大事なことは、情報処理の能力です。文章・グラフ・表などから、必要な情報を抽出することが求められます。情報量が膨大にあある場合や、見慣れない単位や計算式を使っているデータなどもあるので、日頃からあらゆるデータに触れておくと良いでしょう。中学校受験の適性検査問題に似ています。

3つ目は、理解したことをアウトプットする能力です。なんとなく理解したままだと、説明ができません。説明できないということは、文字として書けないということです。そうなると、解答用紙は白紙になってしまいます。理解した内容から思考・判断し、ことばとしてアウトプットすることで、高得点が取れるようになります。

特色検査の内容

大問1と大問2は共通問題となっており、どの高校も同じ内容です。大問3から大問7は選択問題(サイエンスのみオリジナル問題)で、学校ごとに2つ選択します。試験時間は60分で100点満点の試験です。

上の表は、2020年度の特色検査を教科ごとにまとめたものです。このように、幅広い知識が複合的に絡んだ問題が出題されます。5教科以外の副教科の知識も問われるので、満遍なく勉強する必要があります。

実際の問題(2020年度)

サンプルとして2020年度の共通問題 問1を載せました。いかがでしょうか?問1の本文は全て英語です。ただ(ア)の問題を見てください。問題内容は英語ではなく数学です。

「英文で書かれた数学の問題を解く」

このように、複数の科目にまたがって問題が作られているのが特色検査の特徴です。また、文章だけでなく、グラフや表・図などがほぼ確実に出題されるので、それらの読み取りが求められます。

2020年度「共通選択問題」の採択

下の表は2020年度の特色検査において、各学校がどの問題を選択したのかを表しています。選択問題は、湘南高校型と翠嵐高校型があると言われています。これは、湘南高校が選ぶ2つの問題と、翠嵐高校が選ぶ2つの問題が異なるからです。

特色検査の対策方法

特色検査対策といえど、出題される内容は中学で習う単元ですので、5教科の勉強を徹底することが重要です。当然、あなたの学力レベルに応じて、勉強する内容や難易度は異なります。そこで、直近の5教科の過去問を解いてみてください。そちらの点数をベースに対策方法をお伝えします。

400点以下
5教科400点を超えるまでは、5教科の勉強をひたすら行う。

400点〜(英語の長文読解が苦手な人)
・オンライン英会話を始める。

ここ数年、共通問題の1つは必ず英文で出されるので、英語の長文読解がスムーズにできると、得点しやすいです。ということで、英語の長文読解対策を行いましょう。OKUNO塾ではオンライン英会話をおすすめしています。

400点〜(図や表の読み取りが苦手な人)
・国勢図会を読む。
・サイエンスフロンティアの過去問を解いてみる。
・特色検査の過去問を解き、1週間後にもう1度解いてみる。

図や表の読み取りに時間がかかる人は、日頃から図や表に触れる機会を増やしていきましょう。おすすめは、国勢図会というデータブックです。寝る前に10分でもいいので、いろいろな項目を読んでみるとデータに対するアレルギーが緩和されるかも知れません。またサイエンスフロンティアの特色検査は膨大なデータの読み取り問題が多いので、手始めに解いてみるといいでしょう。

もちろん、特色検査の過去問も解いた方がいいです。ただ、おそらく高得点は取れないと思うので、しっかりと復習に時間をかけましょう。自分でパソコンやスマホで調べながら直しをすることで、より深い理解が得られます。そして、1週間後にもう1度解いてみましょう。前回より、知識量も増え、情報処理の速度も上がっていると思います。これを積み重ねていくことで高得点が取れるようになるでしょう。

400点〜(パズルの問題が苦手な人)
・数学アドベンチャー5級〜準2級あたりを解く。
・思考力検定の問題を解く
・高校数学の数列を解く。

パズルや数列・規則性の問題などは高校によっては頻出問題です。それらの問題がよく出題される高校を受験する場合は、上記の対策をおすすめします。

数学と言っても、いわゆる計算問題ではなく、論理的思考力を問うような問題ばかりです。文章量が多い場合もあり、情報を整理しながら理解する必要があります。

400点〜(文章読解が苦手な人)
・出口汪の日本語論理トレーニング 小学六年を解く。
・たくさん親と会話をする。

出口先生のこのテキストは、一般的な読解力を鍛える問題集とは少々異なります。一般的に、読解力養成の問題集は文章を分解したり、指示語を入れたりと『国語』の枠でしか語られませんが、この本は、算数や理科・社会の問題を例題にとりながら読解力の問題を解くページがあり、とても実用的です。

また、読解力の養成には、テキストでの勉強だけでなく、日常での会話が重要だと考えています。これに関してはこちらのブログに書きましたので、お時間のある時にお読みください。

最後に

特色検査は特別な対策が必要ですが、まずは5教科の勉強をしっかりとこなすことが最優先です。そして5教科で高得点が取れるようになれば、図や表を読み取る力、国語や英語の読解力など、特色検査に合わせた対策をすべきでしょう。

ぜひ、自分の学力や性格に合った勉強方法を見つけてください。そうすれば、効率的に点数を伸ばしていけるでしょう。

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