生徒の1週間勉強スケジュールを紹介!

OKUNO塾は、学力と継続力を鍛える塾です。今回は中3生のKさんを例に、当塾に通う生徒の1週間の過ごし方や勉強内容・時間配分を紹介いたします。

生徒情報

中学校:川崎市立高津中3年
志望校:翠嵐高校・広尾学園
指導歴:2019年6月〜
全県模試偏差値:71(2020年8月度)

2021年4月追記:生徒は無事、広尾学園に合格しました!!

学習計画表

OKUNO塾ではこのような1週間の学習計画を必ず先生と一緒に立てます。高校受験合格のためには、5教科の点数UPと内申点UPが欠かせません。学校の宿題も定期テスト勉強も塾の宿題も、すべて計画を立てて進めます。

計画は先生との約束でもあります。約束をした以上はそれを守る、有言実行の癖をつける目的があります。またコツコツと勉強を積み重ねる継続力も鍛えることも意識しています。

実際の勉強内容

ピンクが自習内容で、右端の数字がその日の自習時間です。2020年7月6日(月)〜12日(日)を例にご紹介します。

英語

中学2年生の頃からオンライン英会話を宿題で出しています。オンライン英会話はスピーキングとリスニングのトレーニングはもちろん、文章を読むのでリーディングの勉強にもなります。また、単語やイディオムなども同時に覚えることができ、OKUNO塾としては最も効果的な英語勉強方法=オンライン英会話だと考えています。

毎日25分で料金は月額6,000円なので、勉強として非常にコストパフォーマンスが良いです。おかげで中2で英検2級に合格しました。

オンライン英会話は特色検査対策にも有効です。特色検査には毎年英語の長文が出てきますが、日頃から喋るスピードで英語を理解しているので、読解スピードが格段と早くなります。
2021年4月追記:神奈川県高校入試の英語は100点満点でした。

ただ、オンライン英会話にはデメリットもあります。それは①外国人の先生と英語で話すことに最初は抵抗を感じること。②徹底的な管理がないと継続が難しいことです。

①に関して:生徒にオンライン英会話を進めると、「英語がもっとできるようにになってからやります」という反応がほとんどです。「上手く話せなかったらどうしよう」と思うからこういう反応になるのですが、そもそも最初は誰も上手く話せないので、とにかく始めることが大事です。

②に関して:外部の学習管理がなければ、サボってしまいがちなので、徹底的な管理が必要です。OKUNO塾では、授業外の学習管理を徹底しているので、②に関しては得意部門です。とにかく①さえなんとかクリアすれば英語を伸ばすことはできると思っています。

オンライン英会話の他には、過去問を2日に1回のペースで進めています。中3になるまでに英語を得意科目にできたので、頻度は少なめです。すでに47都道府県2年分の過去問を完了しています。受験学年になると理社に時間がかかるので、英語は早めに終わらせて、その他の科目に時間を使うようにさせています。

数学

数学は代数と幾何に分かれますが、圧倒的に難しいのが幾何です。そこで、まずは代数の単元を終わらせてください。そして代数で一通り点が取れるようになったら幾何に時間を割いてください。神奈川県の高校入試では、正答率が3%や5%の問題が幾何のみ出ます。志望校が偏差値60程度までは、この問題は捨ててもいいですが、最難関校を狙うとなると、これらの問題を得点しなくてはなりません。

この生徒には毎日30分、幾何問題を解かせています。使うテキストでおすすめなのは、分野別過去問、目で解く幾何(高校への数学)、塾技などですね。特に目で解く幾何や塾技は最上位レベルを狙う生徒におすすめです。

過去問は47都道府県1年分を解き終わっていますが、やはり幾何問題で失点することがまだまだあるので、引き続き幾何に時間を割いていく予定です。また、代数の勉強時間を0にするのはだめなので、代数の比重は落としつつも、0にはしないよう、勉強をしてください。

理科・社会

現在、理科・社会にかなりの時間をかけています。基本的には過去問を解く日、復習をする日の2日1セットでスケジュールを組んでいます。理社は単元全体の理解がないと、何度もミスをするので、復習の際は、分厚い参考書を横に、間違えた問題の単元を丸ごと復習をするようにしています。

正解した問題も解説を見て、本当に自分の解き方や考え方が正しかったのか、見直さないといけないです。また、入試問題は選択制なので、正解の選択肢がなぜ正解なのか。不正解の選択肢はどこが間違えているのかを全て復習すべきです。

ほとんどの問題は1問に4つの選択肢があるので、4つの選択肢全てを復習するようにしてください。つまり復習は膨大な時間がかかります。おおよその目安ですが、過去問を解くのが1時間、その後復習が2〜3時間です。

最初はこのくらい時間をかけましょう。徐々に点数が上がってくれば、復習にかける時間は減っていきます。最終的には問題を解くのに1時間、復習に20分程度になるといいですね。

なおこの時期は、過去問以外にもオリジナルテキスト・必修テキストなどを使用して、理社の勉強を進めています。

国語

国語は、小説文と論説文の問題を解いています。他の科目と異なり、過去問ではなくテキストベースで進めています。過去問は解説が少ないので、十分な解説が載っているテキストを利用しています。

国語は他の科目と異なり、答えが本文中に書かれているので、できる生徒は、勉強しなくても解けます。また、神奈川県は毎年国語が簡単なので、何も対策しなくても60点〜80点ほど取れる生徒がいます。ということもあり、国語にかける時間は5教科の中で最も少ないです。

ただ、古文や漢字などの知識問題も出題されるので、読解問題以外の対策も必要です。漢字は毎日10分時間を取りましょう。これは中1からスタートさせてください。古文単語は中3の夏以降からで良いと思います。

定期テスト対策

内申点UPのために定期テストは非常に重要なので、定期テスト3週間前から対策をします。対策には、必ず教科書準拠のテキストを使用します。準拠教材にこだわる理由は、授業の勉強や宿題が、定期テストの勉強に直結するからです。

OKUNO塾では、授業用の教材と宿題用の教材の2冊体制で勉強をしてもらっていますが、どちらも教科書準拠のテキストを採用しています。

特色検査対策

神奈川県の難関公立校を受ける場合は、特色検査の対策も必須です。たとえば翠嵐高校であれば、1200点のうち内申点200点、学力調査600点、面接200点、特色検査200点です。内申点と同じ比重を占めるので、とても重要な試験です。

特色検査は5教科横断型の内容ですので、5教科の点数を上げることが特色検査の点数UPにつながります。またここ数年、特色検査の大問1の文章は全て英語です。

英語の説明でも話しましたが、とにかく英文を早く読めるようになる必要があります。そもそも、英語が苦手だと、英文が理解できないので、得点しようがありません。最優先は英語でしょう。ただ、すぐには上達はしないので、読解が早くなる方法(OKUNO塾ではオンライン英会話がベストだと考えています。)を行い対策をしましょう。

まとめ

当塾では個別に学習計画を立てるので、学年や志望校、学力によって勉強内容は生徒ごとに大きく異なります。私立推薦を狙う生徒は内申点UPが最重要であり、定期テストや提出物の管理までOKUNO塾が行います。一方で翠嵐のように内申比重が低い学校は、とにかく学力調査と特色検査で高得点を取るための宿題を出します。

このように生徒によって勉強内容や宿題内容を変えられるのは、少人数制を採用しているからこそできることです。OKUNO塾では授業は集団ですが、それ以外の部分は個別で対応します。志望校や学力レベルが異なる以上当然ですね。

また常識にとらわれない、ベストな勉強法を提示することも当塾の強みです。オンライン英会話を宿題に出す塾はとても少ないでしょう。ただ、その生徒にとって伸びる・効果があるなら常識にとらわれずに勉強を実行すべきです。

小さな個人塾ですが、生徒の学力と継続力を高めることにこだわりを持ち、全員が志望校合格を達成できるよう、引き続き指導してまいります。