毎日コツコツ勉強させる理由をよく聞かれるのですが、それは非常に簡単です。「毎日勉強しないことにメリットがない」からです。
毎日勉強をしないということは、勉強にムラがある状態です。では、なぜムラができるか考えてみましょう。たとえば、学校の宿題はそもそも出たり出なかったりするので、ムラが出るのは当然ですね。また多くの塾の宿題は、授業前日にやれば終わる量しか出ないので、前日以外は何もしなくていいわけです。また宿題を解く日が決められていないことも、勉強のムラができる原因です。
つまり学習スケジュールが決まっていないので、そのときの判断でやるかやらないかを決められる状態にあるということです。
では勉強のムラがあることは何が良くないのでしょう?1つには記憶の定着がしにくい、ということが挙げられます。ただこれはエビングハウスの忘却曲線など、よく聞く話だと思いますので、今回はもう1つの理由に着目したいと思います。
それは「決定疲れ(decision fatigue)」と呼ばれる現象です。