【高校受験用】解くべき問題集一覧

今回は、高校受験向けのおすすめテキストをご紹介します。

おすすめのテキストと言っても、生徒の学力などによって選ぶものが異なりますので、今回は、学力レベルを次のように設定します。

・内申点38以上
・定期テスト400点以上
・特色検査のある難関高校を受験予定

英語

精選トレーニング英語

「穴埋めではなく1文書く」ことに特化したテキスト。

1文書くためには、3年間の全ての知識を総動員しなくてはならないため非常に英語の力が伸びます。塾専用教材なので、入手困難かもしれませんが、ぜひ中古でもいいので探してみてください。

一般的に英語の問題集といえば、穴埋め形式や並び替えの問題ばかりですが、これでは今習っている文法の知識だけで解けてしまい、過去に習った文法や単語を効率よく覚えられません。精選トレーニングは文章を書くことに特化しているので、過去に習った単元を常に復習しながら予習もできます。当然難易度も高いです。

数学

目で解く幾何

神奈川県の高校入試数学で正答率の低い単元をご存知ですか?それは、図形の問題です。図形の問題は、まず何をすればいいのか分かりにくいため、多くの生徒が苦手としています。

たとえば次の問題を試しに1分で解いてみてください。(ちなみに答えは「40」です。暗算で求められます。)

幾何

この本は、図形の問題だけに特化しています。しかもタイトルの通り、目で見て解く練習を積める本です。図形でついつい時間がかかってしまう生徒には非常に効果的な問題集でしょう。

数BEKI

学年の壁を超えて、単元ごとに学ぶことができる。

図形問題以外でのおすすめは数BEKIです。理由は単元ごとに並んでいるからです。そのため、各単元の関連性を理解しやすいです。

そもそも学力上位層の生徒に、中1数学・中2数学のような、学年ごとの問題集は買うべきではないです。この手の本は、強制的に学年で区切る分、数学が苦手な生徒にはピッタリなのですが、難関高校狙いでしたら、わかりやすさが弊害となり、応用問題などに対応できなくなってしまいます。

偏差値60前後で伸び悩む生徒の多くが、各単元のつながりを理解できていないので、テキストを数BEKIに変えてみるといいでしょう。

理科

全国高校入試問題正解 分野別過去問

理科の全国の過去問を分野別に集めた問題集なので、類似問題を数多く解けます。特定の単元の弱点克服や、本格的に過去問を解く前に1周して3年間の総復習をするなどの使い方が良いでしょう。

使うタイミングとしては、過去問を解く前に1周するのがベストです。1月末ごろまでに1周しましょう。そして2月の直前期に過去問を解きましょう。過去問を解いて、もしイマイチ点数が取れない単元があれば、その単元だけを重点的に2周目を解きましょう。このスケジュールでかなり伸びます。

ちなみに、5教科全てで分野別の過去問がありますが、数学や社会もこの問題集で対策すると効果が出ます。ちなみに当塾の翠嵐志望の生徒には4年分の数学・理科・社会を解かせました。現在偏差値は73まで伸びています。(それでも11月時点での合格確率は50%です。。。翠嵐は桁違いに難しいですね。。)

社会

中学入試でる順社会白地図90

理科と同じく全国高校入試問題正解 分野別過去問もオススメですが、地理のおすすめのテキストとして「中学入試でる順社会白地図90」があります。

小学生向けのテキストですが、クオリティは非常に高いです。正直、中学受験で覚える地理用語は高校受験のものよりも多いので(それだけ中受が難しいということです)、中学生にも十分オススメできます。

すべて地図とともに学習ができるので、位置関係をイメージしやすく、記憶に残りやすいテキストです。ちなみにSAPIXから出ている白地図トレーニング帳も同様のつくりなので、こちらでも構いません。

国語

船口のゼロから読み解く最強の現代文

船口のゼロから読み解く最強の現代文

国語の読解問題の勉強方法がわからない生徒は大勢いますが、そんな生徒にオススメしたいのがこちらの本です。この本は高校生向けの教材ですが、中学生でも理解できるような、平易な言葉で書かれています。

そもそも国語の読解問題をどう解いていくのか、何を手がかりに答えを選ぶのかが、丁寧に書かれています。おそらくこの本を読んでから、過去問を解けばそれまでと比べかなり国語の点数が上がるでしょう。