神奈川県公立高校入試の採点結果交付は素晴らしい制度

本日2月28日、神奈川県公立高等学校の合格発表が行われた。
なお、神奈川県では、県立高校の受検者に対して「答案の写し」と「問い別採点結果」の交付を行っているが、これは個人的には非常に素晴らしい制度だと感じている。

受験生は、合否通知書とは別に用意された封筒に入った「答案の写し」と「問い別採点結果」を受け取り、採点結果を確認できる。どの問題があっていたか、記述の採点基準など、比較的細かく見ることができる。

答案の写しと問い別採点結果_1

画像出典:神奈川県教育委員会

問題作成者からすると、ここまでしっかりと採点内容を公表することはリスクがあると普通なら感じるだろう。なぜなら採点ミスを発見される可能性があるからである。しかし、神奈川県はわざわざ公表し、採点の透明性を担保している。

答案の写しと問い別採点結果_2

画像出典:神奈川県教育委員会

もちろん、全ての情報がオープンになるわけではない。面接の評価基準や面接担当者の名前などは見ることができない。それでも、ここまで情報を公開しているのは、素晴らしいことだ。全都道府県でぜひ実施してほしい。