【ポスト佐藤ママ】息子2人を東大に入れたシングルマザー

シングルマザーでありながら、息子2人を東京大学理科Ⅰ類へ現役合格させた、たかせみほさんによる著書、 『シングルマザーで息子2人を東大理Ⅰに 頭がよくなる「ルーティン」子育て』 が、3月18日(水)から発売されます。

[blogcard url=”http://www.tokuma.jp/bookinfo/9784198650599″]

この手の本は、子ども4人全員が東大理Ⅲに合格した佐藤ママの専売特許ですが、シングルマザーで東大合格という新たな人材が現れた印象です。本によると、幼少期から小学生、中学受験、中高生、大学受験と細かく章立てされて説明されています。

たかせさんは、どうやって子どもを東大に入れたのか?
とあるウェブサイトのインタビューで最も重要なことを教えてくれました。

子供のタイムスケジュールを作り、毎日をルーティン化すること。

「これが一番のポイントです。朝起きてから夜寝るまで、タイムスケジュールを固定化。病気の時以外は習慣として実行することで子供が次に何をすればいいか考えなくても行動できるようになる。母親が仕事をしたり料理を作ったりするのと同様に、当たり前のこととしてやると言う状態にしていました。

ただそれだけではモチベーションもあがらないので、最後に自由時間を作る。やるべきことが終わったら、ゲームでも漫画でも好きにさせる。それが小さな楽しみとなり、子供達も頑張っていました。習慣化するまでは、親も大変ですが、日によって流動的にすることなく、強い意志でぶれずに実行することが大切です」

STORY webより

これは、OKUNO塾で意識していることと全く同じです。我々は「学力も継続力も伸ばす」をコンセプトに小中学生向けに指導を行っていますが、たとえば中学生には学習スケジュールを毎週必ず作ります。また365日宿題報告義務があります。

生徒はその日の勉強内容を写真に撮って、毎日先生宛に送ります。写真が送られた先生も、必ずその日中に確認し、雑にやっているところはないか、丸付けが良い加減なところはないか目視で確認します。

こんなことをやっている塾は、当然他にはないのですが、我々はたかせさんが言う様に、習慣化を何よりも意識しています。塾のある日だけ勉強するようではダメです。土日も年末年始も毎日勉強するのです。その代わり1日の勉強時間は少なくても良いです。

脳の記憶効率的に、毎日コツコツと勉強する癖を身につけさせることこそ、学力向上にとって最も重要であり、塾はそれを達成させるべく、徹底的なサポートと管理を行うべきです。我々ですら大変なのですから、家事を行いながらサポートや管理をしていた、たかせさんはとても尊敬できます。

これはイチロー選手も同じことを言っていますよね。

すぐに結果を求めるのではなく、継続して取り組む継続力を養う。当たり前のことなのでもはや誰も言わなくなっていますが、やはり当たり前が結局一番大事なんですよね。

当然「継続力が勉強できるための秘訣」なんてタイトルの本は、当たり前すぎて売れませんよね。でもこういうことを蔑ろにしている保護者や塾のもとでは絶対伸びません。これだけは断言できます。

コツコツ毎日しっかりと継続して、勉強を続けていきましょう。

当然、コツコツ続けることは難しいです。親御さんがしっかりサポートしても、子どもたちは毎日勉強しません。当然ここにノウハウや秘訣があるわけです。それを我々OKUNO塾は最大の武器にしています。

たとえば、中学2年生の生徒は「英検準2級を取りたいけど英語の勉強が長続きしない」とのことで入塾してきました。中学2年ですでに英検3級を取っていたので英語が苦手なわけではありません。ただ3級と準2級はかなりレベルの差があるので、長期的な対策が必要です。

OKUNO塾では、彼にオンライン英会話を宿題として出しました。(宿題はひとりひとり異なります。)そして毎日やった証として、受講履歴を写真に撮って送るように伝えました。

どうなったと思いますか?

その生徒は、1日25分のオンライン英会話を毎日欠かさず続けたのです。そして準2級に1次も2次も1発で合格してしまいました。そして、その次の英検2級も中学2年生で1発合格してしまいました。(これは私も予想外でしたが)

1年経った今でも25分のオンライン英会話を続けています。英検のために始めたものでしたが、高校入試の英語も偏差値70を切ったことがありません。オンライン英会話はあらゆるところに良い影響をもたらしています。

ここまでの話をまとめると、要は「正しい勉強法」と「継続」のコンビが最強です。英検を取るためにはとにかくアウトプット量を増やす必要があるので、正しい勉強法=ネイティブと英語で話しまくることです。そして正しい勉強法がわかれば、あとは継続のために徹底的にサポートをするだけです。

このコンビが達成できれば、伸びます。我々がひとりひとりの生徒に宿題を変えているのは、正しい勉強法が生徒ごとに異なるからです。そしてそれがわかればあとは継続をするだけです。伸びない生徒はこのシンプルなことができません。そして、この2つ以外のことに時間が取られています。参考書選びが重要なのでも、家庭教師をつけることが重要なのでもありません。

とにかく「正しい勉強法」と「継続」。これが達成できる環境を整えましょう。