OKUNO塾の学習管理について

そもそも学習管理とは?

OKUNO塾の中学生クラスでは、授業とは別に毎日、①宿題のチェック、②学習計画立てを行っています。
宿題チェックは、生徒が勉強内容を写真に撮って先生に送るというもの。学習計画立ては、翌週1週間分の勉強内容を、先生と相談しながら日毎に決めていくことです。学習計画で立てた予定を元に、生徒は勉強をして、勉強した証拠としてノートの写真を送るという流れです。

学習管理を行う理由

学習管理を徹底的に行う最大の理由は、生徒の学力を上げるためです。

もちろん「継続力を身につけるため。予定から逆算した行動が取れるようにするため。自ら考え自律するため。報告連絡相談をこまめに取れるようにするため。」などの副次的な理由はあります。

ただ、この副次的な理由も、結局最後は「学力を上げるため」に行き着きます。我々は学習塾なので、生徒の学力を上げることが仕事なのですが、生徒全員の学力を上げることは簡単ではありません。

例えば、やる気のない生徒はどう学力を上げましょう?授業に遅れて来たり、宿題をやらなかったり、答えを丸写したりする。これでは学力は上がりませんね。勉強の仕方が分からない生徒はどうしましょうか?たくさん勉強しても学力は伸びないです。

塾に入れば学力は自然に上がるものだと考える方がいますが、全然そんなことありません。塾に入っても学力が伸びない生徒は大勢います。もちろん入塾テストを行って、最初からやる気のない生徒や学力の低い生徒を、入塾させなければいいのですが、現状は募集定員に達するまでは行わない方針です。

このような生徒も含め、全員の学力を上げるためには、学習管理を徹底的に行うしかないとOKUNO塾では考えています。やる気のない生徒はやる気を上げ、勉強の仕方が分からない生徒には、細かく勉強の仕方を教え、勉強の得意な生徒には、さらに学力が伸びるように個別の宿題を課したり、興味の枠が広がるようあらゆる勉強手段を教えます。

生徒一人ひとりの学習管理があってこそ、塾生全員の学力が向上します。もし、授業だけを行い学習管理をしていなかったら、伸びない生徒も出てくるでしょう。我々としてはそれではだめなのです。

だからこそ、授業外の学習管理を徹底しています。そして我々も日々試行錯誤を行い、常にベストを尽くせるよう前進していきます。

学習管理は授業から始まる

学習管理のスタートは授業から始まります。OKUNO塾の授業は、各学年12名までの少数制です。これは一人ひとりの学力レベルや宿題の内容を把握するためです。人数が多すぎるとできなくなるので、目が行き届く12名までとしています。

授業の理解度が十分な生徒には、難しい問題も宿題にします。一方、勉強が苦手が生徒には、基本問題を中心に宿題を出します。つまり、学習管理をする上で重要となる学力レベルの把握は、授業中にほとんど行っているのです。

生徒の学力レベルを単元ごとに細かく把握できるからこそ、個別に学習計画を立てることができます。英語が得意、数学が苦手のような大雑把な学力レベルの把握ではなく、「英語の不定詞は解けるが、関係詞はまだ解けない」「数学の連立方程式は計算問題なら解けるが文章問題になると解けない」といった細かな把握ができます。

オープンな場で宿題チェックを行う

毎日の宿題チェックはSlackを利用しています。生徒は勉強したノートやテキストの写真を撮って、毎日Slackにアップロードします。

この宿題の写真はオープンな場所にアップロードさせています。つまり誰がいつ宿題を出したか、また他の生徒の宿題量や難易度などもOKUNO塾の生徒全員が閲覧できます。これは相乗効果を生むためにあえて行っています。

同学年の生徒が全員宿題を出していれば、自分も宿題をサボりたくないと思うようになります。また、他生徒の工夫した勉強法を知り、自分の勉強法に反映する生徒もいます。同級生が大量に宿題をこなしていれば、自分ももっと量を増やそうと鼓舞するきっかけにもなります。

OKUNO塾では1つ特徴的な現象が見られます。それは自習勉強で、塾の授業よりも先取りをしていることです。これはすごいことです。そもそも塾の授業は学校の授業よりも1〜2ヶ月ほど先取りをしています。その塾の授業よりも先取りをしているのです。つまり予習中心の自習をしているのです。

生徒の多くはスタディサプリやトライなどの動画授業を自習中に見て、まだ習っていない単元を予習し、宿題用のテキストをどんどん進めています。(OKUNO塾では授業用のテキストの他に宿題用のテキストがあります。)

これはそもそも、とある生徒が行っていた勉強法だったのですが、その勉強方法が多くの生徒に伝わり、今では半数以上の生徒が予習中心の勉強に切り替わっています。塾で強制的にさせているわけではなく、他の生徒から刺激を受けて、改良していく生徒たちを見ると、素晴らしいなと感心してしまいます。

相乗効果は予想以上に生徒たちの勉強方法を良くしています。先生が「〜しなさい」と伝えるよりも、効果があると思っています。