学習管理の重要性

そもそも学習管理とは?
OKUNO塾の中学生クラスでは、授業とは別に毎日、宿題のチェック学習計画立てを行っています。
宿題チェックは、生徒が勉強内容を写真に撮って先生に送るというもの。学習計画立ては、翌週1週間分の勉強内容を、先生と相談しながら日毎に決めていくことです。学習計画で立てた予定を元に、生徒は勉強をして、勉強した証拠としてノートの写真を送るという流れです。

OKUNO塾の学習管理について

学習管理を行う塾は少数

当塾では授業だけではなく、授業外でも365日学習計画立てと、365日宿題チェックがあります。

我々のように毎日、細かく学習管理をする塾は少数ですが、宿題やタスクを出す以上、その進捗具合を管理することは当然だと思います。

たとえば社会人では、新卒の社員にタスクを課して、そのできを上司がチェックします。資料作成であれば、日本語・デザイン・構成など細かくチェックされます。

ただ、塾では生徒に宿題を出すものの、その出来を細かくチェックするということはほぼありません。せいぜい丸つけをしているかどうか程度です。これでも成績が伸びていれば問題ありませんが、そうでなければ、細かな管理と改善をしていかなければなりません。

当塾が学習管理を行う理由

学習管理を徹底的に行う理由は、端的に言えば生徒の学力を上げるためです。

もちろん「継続力を身につけるため、予定から逆算した行動が取れるようにするため、自ら考え自律するため、報告連絡相談をこまめに取れるようにするため」などの副次的な理由はあります。

ただ、この副次的な理由も、結局最後は学力を上げるために行き着きます。

学習塾なので、生徒の学力を上げることがまず何よりも重要です。

それを、入塾した生徒全員に達成してもらうことは簡単ではありません。

やる気のない生徒はやる気を上げ、勉強の仕方が分からない生徒には、細かく勉強の仕方を教え、勉強の得意な生徒には、さらに学力が伸びるように個別の宿題を課したり、興味の枠が広がるようあらゆる勉強手段を教えます。

生徒一人ひとりの学習管理があってこそ、みんなの学力が向上します。

もし、授業だけを行い学習管理をしていなかったら、伸びない生徒も出てくるでしょう。我々としてはそれではだめなのです。

だからこそ、授業外の学習管理を徹底しています。そして我々も日々試行錯誤を行い、常にベストを尽くせるよう前進していきます。

学習管理は授業から始まる

学習管理のスタートは授業から始まります。我々の授業は、生徒数が最大12名までです。

これは生徒の学力レベルを把握するためです。人数が多すぎるとできなくなるので、目が行き届く12名までとしています。

授業の理解度が十分な生徒には、難しい問題も宿題で出します。一方、苦手だと思われる生徒には、基本問題を中心に宿題を出します。

つまり、学習管理をする上で重要となる学力レベルの把握は、授業中にほとんど行っているのです。

生徒の学力レベルを単元ごとに細かく把握できるからこそ、個別に学習計画を立てることができます。

英語が得意、数学が苦手のような大雑把な学力レベルの把握ではなく、「英語の不定詞は解けるけど、関係詞はまだ解けない」といった細かな把握が必要となります。

オープンな場で宿題チェックを行う

毎日の宿題チェックはSlackを利用しています。

生徒は勉強したノートやテキストの写真を撮って、毎日Slackにアップロードします。

特徴的なことは、写真をオープンな場所にアップロードするということです。

つまり誰がいつ宿題を出したか、また宿題の量や難易度なども見ることができます。これは相乗効果を生むためです。

同学年の生徒が全員宿題を出していれば、自分も宿題をサボれないという雰囲気を作り出しています。

また、他生徒の工夫した勉強法を知るきっかけにもなります。それだけではなく、同学年の生徒が大量に宿題をこなしていれば、自分ももっと量を増やそうと鼓舞するきっかけにもなります。

宿題内容に対する先生からのコメントも、コメントを受けた生徒だけでなく、全生徒が見られます。人の振り見て我が振り直せの通り、他の生徒が宿題の内容や勉強の仕方で注意されていれば、改善ポイントを知るきっかけになります。

学習管理のポイントは4つ

勉強にムラがないか?

当塾の生徒は翌週1週間分の学習内容を先生と相談しながら記入します。これはいつ宿題をやってもらうか把握するためです。

なぜこんなことをするのか?それは、授業で出された宿題を翌週の授業の直前までやらない生徒が多いからです。

結局焦って勉強して答えを写したり、そもそも直前で間に合う勉強量なので量が少ないということでもあります。

このように勉強する日としない日があると、習慣化しにくいのです。当然習慣化できないと学力向上は見込めません。

予定から逆算して計画を立てているか?

事前に学習計画を立てることで、1週間の予定を把握する癖を身につけ、予定から逆算した行動を取る癖を身につけます。

たとえば、部活の大会が来週に控えていれば、宿題量を減らしたいと先生に相談できます。

一方、予定を把握する癖がないと、今週分の宿題を急遽翌週に回したりしがちです。このような生徒は勉強だけでなく、授業のドタキャンや急な予定変更をするようになってしまいます。

予定から逆算した行動は中学生にだけ必要なのではなく、社会人になってさらに求められるでしょう。

本当に問題を解いているか?答えを写していないか?

宿題を課すだけでは、本当に生徒が宿題を解いたかどうかは分かりません。

そのため当塾の生徒は、勉強したノートやテキストを写真に撮って先生に送ります。これはしっかりと解いているか確認するためです。

稀に、答えが全て丸になっていたり、間違っている問題が丸になっていたりします。圧倒的に男子の方が多いです。

もちろん我々はこのような雑な宿題を見落としません。見つけたら当然注意します。ただ一番重要なことは、なぜ答えを写すのか?ヒアリングすることです。

問題が難しすぎる、忙しくて勉強する時間がなかった、あるいはただ面倒臭い、などの理由があります。

しっかりと理由を聞いて、その理由に応じて、対応策を考えます。学習管理はここまでやらないと効果は出ないです。

勉強が作業になっていないか?頭を使っているか?

努力は裏切らないという言葉がありますが、頭を使った努力をしないと、結果はついてきません。

そのためにも、学習計画立てを先生と一緒に行うことが必要なのです。

たとえば、英単語の勉強1つとっても、どのくらい・どのように・勉強するか考える必要があります。

「英単語を勉強して」と雑な指示を出してしまうと、「英単語を1回書きました」で終わる生徒が続出します。英単語の発音をさせると→読めない。英単語の日本語訳を聞くと→分からない。なんてことは日常茶飯事です。

彼らにとって、1回英単語を書けば、それが勉強なのであり、発音できることや、日本語訳が分かることは、英単語の勉強には含まれないことなのです。

びっくりするかもしれないですが、勉強が苦手な生徒たちの「勉強」はこのレベルです。なので、学習計画は丁寧に細かく立てないといけません。

「英単語を覚えるためには、単語帳を使って表に英語を裏に意味を書きましょう。もし発音が分からなかったら先生に聞いて、発音も単語帳に書きましょう。そして毎日1回単語帳をめくって勉強しましょう。日本語訳と発音が分かったら○をつけて、2回連続で○がつくまで勉強しましょう。」ここまで具体的に計画を立てないと、伝わらない生徒が大勢いるのです。しかもこれを全教科行うわけです。

学習管理はどんな生徒に必要か?

学力上位層の生徒

勉強が得意な生徒をさらに伸ばすために学習管理は必要です。

当塾では2020年に開塾したので、まだ新しいですが、開塾1年目の今年から広尾学園(偏差値71)に合格した生徒がいます。この生徒は入塾時から、勉強が得意で、内申点のほとんどが4以上でした。

勉強が得意な生徒は、やる気はあるので、日々の勉強内容をしっかりと管理していけば飛躍的に伸びていきます。

逆に、他の生徒と同じ宿題を出していれば、それほど伸びません。なぜなら簡単だからです。

生徒の志望校や目標に合わせて個別に宿題を出し、学習管理を徹底することで、学力上位層の生徒が最上位層に伸びるようサポートします。

学力下位層の生徒

勉強が苦手な生徒を伸ばすためにも学習管理は必要です。

そもそも勉強が苦手な理由は大きく2パターン。勉強量が少ないか、勉強の質が悪いかです。

勉強量が少ない生徒は、授業中にボーっとしている。宿題をやっていない、答えを写している。などです。

まずは勉強量を増やすこと、そして答えを写さず勉強をすることが重要です。そのためにも、宿題のチェックは欠かせません。

勉強の質が悪い生徒は、間違えた問題の復習をしない。解ける問題ばかりやってしまう。自分のレベルに合っていないテキストを使っている。などです。

この生徒にはいつ・何を・どのように・どのくらい勉強するのか学習計画を立て、宿題チェックで教えた通りの勉強方法が実践できているか確認する必要があります。

学習管理による変化

3ヶ月でほとんどの生徒が変わる

どの生徒も最初は、「本当に毎日勉強できるのか?」と不安になるそうです。中には「毎日勉強する塾なんて入りたくない…」と親御さんに強制的に連れてこられる生徒もいます。

しかし、だいたい3ヶ月ほどで生徒の考えは大きく変わっていきます。

「みんな毎日勉強しているから、自分も毎日勉強することが当たり前になった」

「土日も年末年始も毎日勉強するので、勉強する時間帯を決めた。そうしたらリズムができて、いつ勉強しようかな?と悩まなくなった」

「勉強しない日とする日があったときは、やる気が出るまでにめちゃくちゃ時間がかかったけど、毎日勉強することが習慣となってからはとりあえず自習室に行って2時間ほど勉強して家に帰ってゲームをするといったリズムができた」

興味深いことは、毎日勉強する方が、勉強しようか悩まなくて済むので、継続しやすくなるということです。また、宿題チェックとして送られてくる勉強内容の写真は、塾生全員が見られるようになっています。