「塾に行きたくない!」と言われたらすぐ辞めさせるべき?注意すべき親の対応とは?
「塾に子どもが行きたくないと言い出したけどどうすればいい?できればその塾でがんばってほしい。塾をやめさせたら学力の低下が心配。次の塾を探すのは面倒くさい。」
こういった疑問や悩みにお答えします。
本記事の内容
・塾をやめたい理由をしっかりと聞く。
・無理やり続けさせることは逆効果
・【要注意】すぐに辞めさせてはだめ!
塾に通っていると、ごく稀に起きる「塾に行きたくない」問題。親としては、子どもの意見を聞いてあげたいと思いつつ、かといって辞めさせるのは不安。
そこで今回は、『「塾に行きたくない!」はすぐに辞めさせるべき?注意すべき親の対応とは?』についてお伝えします。
まずは塾を辞めたい理由をしっかりと聞く
「塾に行きたくない」とわざわざ伝えてくるほどなので、何か理由があるはずだとお思いでしょうが、必ずしもそうではなりません。
子どもたちが塾に行きたくなる理由は、明確な理由がある場合とそうではない場合があるのです。
明確に行きたくない理由がある場合
明確な理由とは、塾に何らかの問題があるという意味です。
たとえば、授業内容が分かりにくい、宿題を全く出さない、授業時間が合わない、教室がうるさいなどのような場合です。
このような場合は、塾が改善しない限り、子どもたちが努力しても変えられません。
現状に不満があるまま勉強を進めても学習効率は低いままでしょうから、辞めるべきです。
明確な理由がない場合
明確な理由がないとは、塾に厳密な不満点はないという意味です。
多いのは「面倒くさい」や「なんとなくやめたい」です。
他にも、「遊ぶ時間を増やしたい」とか「仲の良い友達が別の塾に入ったからそっちに行きたい」などがあります。
私個人の意見としては、明確な理由がある場合もそうではない場合も基本的にはやめさせるべきでしょう。
無理やり続けることは逆効果!
中には学力が心配だからという理由で無理やり続けさせようと考えている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、無理やり続けさせることは、絶対にお勧めしません。
なぜなら逆効果になるからです。
最低限授業には出るかもしれませんが、イヤイヤやらされているので苦痛の時間になるでしょう。無理やり勉強をさせられると、能動的に勉強しなくなるのです。
授業中も集中せず「早く帰りたいー」などと思っているかもしれません。
そのため理由が何であれ、子どもが塾を辞めたいと伝えてきたら、モチベーションが下がっているため、やめさせるべきです。
【要注意】すぐに辞めさせるのはNG!
とはいえ、辞めるタイミングには気をつけなければなりません。
塾を辞めれば、その分時間が余ります。週に3回通っていれば、1週間で8時間ほど時間が余るでしょう。
その時間を結局だらだら過ごす時間に使ってしまっては、意味がないです。
そのため塾を辞める時は、セットで次の塾を探すようにしましょう。ただ、辞めると学習習慣がなくなってしまいがちです。
そうなってしまえば、今度はイヤイヤ塾に通っていた頃よりもさらに勉強が大変になってしまいます。
つまり子どもに塾を辞めたいと言われたら、「わかった。じゃあ今の塾をはめようか。その代わり次に通う塾を見つけてからにしようね。」と伝える対応が望ましいです。
「辞める」というより、「変える」という視点を持っていると、塾に行きたくないと言われたときに、上手に対応できると思います。
というわけで今回は以上となります。