コロナ休校がもたらす思いがけない効果

新型コロナウイルスの影響で、神奈川でも休校期間が長引いている。今年の受験生は、休校期間の過ごし方で大きく受験結果が変わってくるだろう。

このコロナによる休校が思いがけない効果を出している。それは、当塾の生徒たちの大幅な自習時間増加である。

OKUNO塾は毎日宿題を出して、LINEでチェックする塾なので、生徒たちの勉強時間は全く減っていない。むしろ宿題を普段よりかなり多めに出しているので増えている。

どの生徒も毎日宿題を送っている。学校がないと生活リズムが崩れがちだが、このように毎日コツコツ勉強をする習慣があれば、非常時でも勉強は自然と続く。

ただし、この学習習慣というのはしっかりと管理し続けないと身に付けられない。しかもすぐに習慣が消えてしまう危険性を持っている。

そのため、必ず授業を担当する講師が人力で、生徒から送られた勉強内容の写真を確認し、フィードバックするようにしている。

業種は異なるが、ダイエットでおなじみのRIZAPも、毎日の食事を写真に撮り、それをトレーナーに送ってフィードバックをもらうそうだ。

我々もRIZAPもなぜ、そこまでするのか。それは、授業やトレーニングの時間だけではなく、残りの時間の過ごし方まで丁寧に指導することが重要だからである。

RIZAPのホームページには下記のようにある。

これは本当にその通りである。塾も授業だけで生徒の学力を向上させようとするのは不十分だ。授業外の勉強についてもしっかりと管理し、全力で生徒の学力を向上させる。これが我々に求められることである。

現に今回のコロナの影響で、塾に通っているのに勉強時間が減少している中高生は多いだろう。なぜなら、塾以外で勉強をする習慣がないからである。

このような中高生を見るたびに、「OKUNO塾に来たらもっと学力を伸ばせるのに…」ともどかしい気持ちになる。

勉強において裏技はない。地道にコツコツと勉強を続ける力こそ、本当に重要なのだ。

そしてこれは大人になっても一生残る。そんな能力を中高生のうちに開花させたい。