【なぜ?】東京大学の推薦入試が1校4人に増加!

東京大学は3月10日、来年(令和3年度)の入学者選抜(学校推薦型選抜)に関する予告を発表した。

発表内容によると、本年度(令和2年度)まで男女各1人までとしていた学校長が推薦できる人数を合計4名まで(男女各3名以内)へと変更した。これまでの最大2名から、最大4名まで拡大することになる。ただし、同一学部(医学部については各学科)への推薦は男女各1名以内とする。

東大では、平成28年度入学者選抜より、「推薦入試」を実施しており、令和2年度推薦入試で5度目をむかえている。推薦入学生や指導教員、高等学校に対してアンケート調査の結果等を踏まえたゆえの枠の増加であり、推薦入試による一定以上の効果があったと見られる。

実際、東大が発表した資料によると、「全国各地の高等学校等から意欲的な学生が入学し、学部教育の活性化に重要な役割を果たしています。」との記載があり、推薦入試を前向きに捉えている。

ちなみに、国立大学協会は、2021年には推薦入試などの、一般入試以外の選抜による入学者の割合を30%にする目標を立てている。

しかし、東大の募集人員は一般入試で約3000人、推薦入試で100人であり、募集人数ベースでも3.3%しかい。合格者ベースで言うと、そもそも定員割れしている学部もあり2%台である。

東大の推薦入試を簡単に解説すると

そもそも東大の推薦入試は、「推薦」という名がついているが、ハードルは相当高い。書類選考や面接だけでなく、センター試験で8割を求められる。なお、選抜方法は、大きく下記の4つステップを踏む。

その1:出願書類による書類審査。
その2:学部関係者との面接審査。
その3:大学入試センター試験を受験。
その4:大学入試センター試験の成績を加味して総合的に評価したのち、合格者を決定。

上記4ステップの中でも、最初の書類選考に通ることがまず難しいだろう。

たとえば、農学部では、生物学などの科学オリンピック上位入賞、生物学に関する研究成果、論文の提出などが求められる。つまり一般受験でも難なく東大に合格するような生徒のだけが、推薦入試のスタートに立てる。

学業成績に関しては、まず生物を履修していること、「生物に関して飛びぬけた学業成果」を出すことも求められる。

もちろん、最初の書類審査にパスしたとしても、東大の教授陣との面接審査や、センター試験も待っている。推薦は遥かに大変だろう。

世間では、推薦入試に対する批判の声が多いが、それは推薦入試の質が低いからだろう。

東大のように、一般入試でも当然合格するような受験生をとれるのなら、枠を増やしたいという思いも納得できる。

いずれ、国立大学協会が掲げる30%を達成できるのだろうか。現状はまだまだ遠いが、少しずつ推薦枠を増やしていくのだろう。

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/articles/z0605_00027.html

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